ヤフーニュース(個人)で気になった記事メモ。
「パソコンでのメモ」を勧めない2つの理由
作成者:横山信弘 | 経営コンサルタント
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yokoyamanobuhiro/20150301-00043438/
よく授業とかセミナーでパソコンでメモ書いている人いますよね。iPad出た時なんて、周りみんなiPadだったのを覚えています。
前回大学行った時は、スマホにBluetoothキーボード付けて、授業をメモっていた友人がいたな。
レポートとかもそれで全部済ませていた。すげぇと思って見ていた。
もしかして、職業柄日々パソコンとかでメモっている人なのかもしれないです。
でも、私の場合、画面が小さいと文章を全体的に見てまとめられないので、苦手なんですよね。
スマホでブログアップする時は、何度も見直すし、パソコンからも確認します。
で、で?この方のセミナーでは、パソコンでメモを取ることを2つの理由から禁止しているとのこと。
==引用=====================
1.脳の思考系が鍛えられない(思考のインフラが構築されない)=======================
2.話の論点・本質を見抜く力が養われない
生徒側で、講師の話を聞き、論点を整理し、まとめながらメモを取るという能力、習慣を持っている人はなかなかいません。
だからまずその点の能力を高める為に、紙にメモを取るという行為を筆者は勧めています。
そのような習慣が身についていないにも関わらず、パソコンでメモを取るという行為に走りやすいのは、楽だから。人が話すスピードに近い速度で、キーボードでメモを取れます。ブラインドタッチならなおさらです。Macのキーボードなら打ちやすいので、キーボードを打っている自分に悦に入りやすいかも。(笑)
しかし、前述したように論点を整理してメモを取るという習慣のない人が、パソコンでメモを取ると、その作業をしている間は単なる講師の話をパソコンに写しているだけであって、自分の思考は動いていない。
なぜならば、
==引用=====================
「脳の焦点化の原則」からすれば、脳は同時に2つ以上のことに焦点を合わせることができません。つまりメモる習慣がない人が、メモのとり方を意識しながらメモをとることはできない、ということです。=======================
なんですって。
人がキーボードを叩きながらメモをしていいのは、自分が考えなくてもよい、議事録や人の発言を口述筆記する時などに有効ですよね。
確かに楽だよね、パソコンのキーボードで打つ方が明らかに話を書き留めるには早いです。
でもさ、授業で映しだされるスライドなんかを書き写したい時とかあるわけですよ。
スライド書き写さなくていいなら、同じ資料をくれよ!って思う時があるのよ。(笑)
自分でも、「なんか不毛な作業だな」って思いながらやる時があるわよw
しまいには、追いつかないスライドに対して、生徒がスマホで写真撮りだしましたからw
(さすがにできなかった私)
(筆者のセミナーでは、多分、ここまで言ってるんだから生徒にも資料が手渡されているんだろうけど)
筆者の言う「思考のインフラ」が整っている人は、パソコンで書いてもいいんだよね?
紙にメモしている時は、考える時に手が止まるけど、キーボードの場合は「書き写す」という行為に夢中になりがちで、思考することが疎かになっているかも。
とは言っても、筆者が言う程、社会人にはレポートから論点をまとめて自分なりに答えを出すなんて習慣は毎日の中にないでしょうから、せめてセミナーの中ではノートに書いて思考の練習をしてよ、っていうことなのかもしれませんね。
私も大学の授業でレポートを書くと、科目を学ぶことが大事なんだけど、レポートにまとめるという技術はもっと大事で、もしかしてその為に科目があるんじゃないかと思える位なんです。
だから筆者の仰ることは、凄く共感できます。
思考のインフラを高める為に、私が大学で勧められた練習方法があってかなり効果的なんですが、一人でやるのはちょっと(結構?)手間がかかります。。。
新聞の社説を使って、1500字位の記事をピッタリ400字にまとめるというもの。
でもそれには、以下の工程があります。ざっとご紹介しますと、
- 社説を(ネットからでも)記事をワードに写す
- 改行を全部直してない状態にする。(段落の意味も考えるため)
- 題名も消し(題名も段落分けの答えになってしまうから。なので題名も自分でつける)
- プリントアウトしたものを、問題として扱い
- 原本も答えとして改めてコピー(段落分け、題名の答えに必要)
- 400字詰めの原稿紙をパソコンからコピー
- 作った社説問題を見て、400字詰め原稿紙へピッタリと納める
- 回答を見て答え合わせをする
・・・という工程がありまして。(準備にちょっと時間がかかりますよね)
ちょっと面倒・・・・続けられないけれど何回かやりましたが、数回でもかなりレベルアップします。
段落分けは大体合っていればそれでよし。ピッタリと400字にする。空白も含めて。
文章を書いている人が何を言いたいのか、論旨を明確に捉えることができる素晴らしい作業なんですよー。
実際に私の受けた授業では、初回はみんな90分以上まとめるのに時間がかかったのですが、2回目は60分位でできました。内容の本質を見極める力がついて、大学生であれば就職にも便利らしいっす。
やりかたは、こちらの本に載っています。日本の国語学者で、確か新聞にも多数寄稿をしている有名な著者です。古い本ですが日本のの使い方がとても勉強になる名著。
持ち歩くには適していません。結構頭を使うので・・。
日本語練習帳 (岩波新書)
引用はすべて以下になります。
「パソコンでのメモ」を勧めない2つの理由
作成者:横山信弘 | 経営コンサルタント
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yokoyamanobuhiro/20150301-00043438/
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