私は典型的な日本人であると思う。
それは何かというと「いらん程空気を読む」。
空気を読んでどちらかというと、引っ込む方。
友達とか同僚とかだと、気を遣って前に出る方。
(なので仕切る方が多いというか)
それは、いいことなのか悪い事なのか、と線引きをするとしたら「どちらかというと悪い事」
なのかもしれない・・。
勿論、それを強みとしても問題ないし、行動できるし、空気を読めることに
自分なりに助かっていることもある。
今年の「サイトウ・キネンフェスティバル」。
行くか行かないか、行くとしたらどの日程のチケットを取るか、発表される情報を見ながら考えていた。
最近、放置ぎみだったのだが・・・・いつの間にか凄い展開になっていた。
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サイトウ・キネン・フェスティバル松本Gig
9月6日(金)開演19:00 キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)
Ticket Price : S ¥14,000 A ¥12,000 B ¥10,000 C ¥6,000
○トリオ演奏
大西順子トリオ ピアノ : 大西順子 ベース : レジナルド・ヴィール ドラムス : エリック・マクファーソン
○プロコフィエフ : 「ロメオとジュリエット」より
演奏 : サイトウ・キネン・オーケストラ 指揮 : 未定
○ガーシュウィン : ラプソディー・イン・ブルー
演奏 : 大西順子トリオ、 サイトウ・キネン・オーケストラ
指揮 : 小澤征爾
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マジかww
突拍子もない、めちゃくちゃいい神プログラムを毎年出してきますね、このフェスは。
しかも前後の日程にあんまり興味在るプログラムがない・・・・・・・・・・・
なんでしょう、このプログラムの為に遅い夏休み取得か・・・うーん。
しかもこの、大西順子さんとの共演には、以下のようなエピソードがあったのだとか。
(サイトウキネンフェスティバルのサイトより抜粋)
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信じられない展開
村上春樹
僕は長いあいだ熱烈な大西順子さんのファンで、彼女のライブやコンサート があれば足を運 びつづけていました。だから彼女が演奏活動から引退を表明したときは本当にショックだったし、これほど力強く才能のあるジャズ・ピアニストに、まさに脂ののりきったところで引退を決意させる日本の音楽ビジネスのあり方に、あるいは音楽的状況に、がっかりしないわけにはいきませんでした。
僕は一度、小澤征爾さんを誘って、都内のジャズクラブに彼女の演奏を聴きに行ったことがあり、そのときは「いや、すごい演奏だね」と感心されていました。そして「彼女の最後のライブが厚木の小さなジャズクラブであるんですよ」という話をしたとき、「じゃあ、おれも行く」ということになりました。
そして大西さんが最後に感無量のおももちで「残念ながら、今夜をもって引退します」と聴衆の前でしみじみ話しているときに、突然すくっと立ち上がって「おれは反対だ!」と叫ぶという異例の事態、というかハップニングになったわけです。僕も隣で本当にびっくりして、言葉もありませんでした。でも思わずそう叫びたくなる小澤さんの気持ちは、痛いほどよくわかります。それくらい素晴らしい演奏だったのです。
それから小澤さんと大西さんとの間で、音楽家どうしの話し合いがあり、いったん心を決めて引退したのだから、演奏をするのはもう無理にしても、松本のフェスティバルでワークショップみたいなことを立ち上げて、後進の指導にあたることならできるということになったようです。
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有名だからとか、そんなこと関係ない。いいものはよくて、わるいものは悪い。
少なくともいいもの、って思えることに対して真摯でいたい。
小澤さんって、世界と戦って、共存して自分の世界を保ち続けているのだから、そういった意味では凄く勝ち気なところがあるんだろうなぁと感じていました。
このエピソードは素敵。その勝ち気さが素直に前に出ていて。
私もこんな大人になりたいなぁ、と常々思うけれども。




それは何かというと「いらん程空気を読む」。
空気を読んでどちらかというと、引っ込む方。
友達とか同僚とかだと、気を遣って前に出る方。
(なので仕切る方が多いというか)
それは、いいことなのか悪い事なのか、と線引きをするとしたら「どちらかというと悪い事」
なのかもしれない・・。
勿論、それを強みとしても問題ないし、行動できるし、空気を読めることに
自分なりに助かっていることもある。
今年の「サイトウ・キネンフェスティバル」。
行くか行かないか、行くとしたらどの日程のチケットを取るか、発表される情報を見ながら考えていた。
最近、放置ぎみだったのだが・・・・いつの間にか凄い展開になっていた。
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サイトウ・キネン・フェスティバル松本Gig
9月6日(金)開演19:00 キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)
Ticket Price : S ¥14,000 A ¥12,000 B ¥10,000 C ¥6,000
○トリオ演奏
大西順子トリオ ピアノ : 大西順子 ベース : レジナルド・ヴィール ドラムス : エリック・マクファーソン
○プロコフィエフ : 「ロメオとジュリエット」より
演奏 : サイトウ・キネン・オーケストラ 指揮 : 未定
○ガーシュウィン : ラプソディー・イン・ブルー
演奏 : 大西順子トリオ、 サイトウ・キネン・オーケストラ
指揮 : 小澤征爾
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マジかww
突拍子もない、めちゃくちゃいい神プログラムを毎年出してきますね、このフェスは。
しかも前後の日程にあんまり興味在るプログラムがない・・・・・・・・・・・
なんでしょう、このプログラムの為に遅い夏休み取得か・・・うーん。
しかもこの、大西順子さんとの共演には、以下のようなエピソードがあったのだとか。
(サイトウキネンフェスティバルのサイトより抜粋)
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信じられない展開
村上春樹
僕は長いあいだ熱烈な大西順子さんのファンで、彼女のライブやコンサート があれば足を運 びつづけていました。だから彼女が演奏活動から引退を表明したときは本当にショックだったし、これほど力強く才能のあるジャズ・ピアニストに、まさに脂ののりきったところで引退を決意させる日本の音楽ビジネスのあり方に、あるいは音楽的状況に、がっかりしないわけにはいきませんでした。
僕は一度、小澤征爾さんを誘って、都内のジャズクラブに彼女の演奏を聴きに行ったことがあり、そのときは「いや、すごい演奏だね」と感心されていました。そして「彼女の最後のライブが厚木の小さなジャズクラブであるんですよ」という話をしたとき、「じゃあ、おれも行く」ということになりました。
そして大西さんが最後に感無量のおももちで「残念ながら、今夜をもって引退します」と聴衆の前でしみじみ話しているときに、突然すくっと立ち上がって「おれは反対だ!」と叫ぶという異例の事態、というかハップニングになったわけです。僕も隣で本当にびっくりして、言葉もありませんでした。でも思わずそう叫びたくなる小澤さんの気持ちは、痛いほどよくわかります。それくらい素晴らしい演奏だったのです。
それから小澤さんと大西さんとの間で、音楽家どうしの話し合いがあり、いったん心を決めて引退したのだから、演奏をするのはもう無理にしても、松本のフェスティバルでワークショップみたいなことを立ち上げて、後進の指導にあたることならできるということになったようです。
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有名だからとか、そんなこと関係ない。いいものはよくて、わるいものは悪い。
少なくともいいもの、って思えることに対して真摯でいたい。
小澤さんって、世界と戦って、共存して自分の世界を保ち続けているのだから、そういった意味では凄く勝ち気なところがあるんだろうなぁと感じていました。
このエピソードは素敵。その勝ち気さが素直に前に出ていて。
私もこんな大人になりたいなぁ、と常々思うけれども。
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