普段、テレビを観る習慣がない私ですが、たまーに家で録画されているものを観ます。
ちょっと前までは周りで話題になっていた、『とんび』。(最後の2,3話だけ)
そして今は『空飛ぶ広報室』。
最初は全く何のドラマかも知らなかったので興味もなかったのですが、航空自衛隊の広報室にまつわるお話しである事を知り、たまたま家で録画をされていたので観てみました。
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実写映画化が決定した 「 図書館戦争 」 シリーズ、大ヒットドラマ 「 フリーター、家を買う 」 など数々のヒット作を生み出してきた人気作家・有川浩の話題のベストセラー小説。
美人テレビディレクターと航空自衛隊の元戦闘機パイロットという異色コンビが、考え方も立場も違いながらも、「 幼い頃からの夢を絶たれ、ただ今人生の壁にぶち当たっている 」 という共通点から、お互いに理解を深め惹かれ合い、成長していく姿を描いていく。
そして、そんな2人を軸としながら、ひと癖もふた癖もある航空自衛隊の 「 チーム広報室 」 の個性的なメンバーが、ある時は衝突したり、ある時は感化し合いながら、自分たちの仕事への姿勢を見直し、新しい目標を見つけ、プロとしても人間としても成長していくという群像劇も描いていく。
(TBSのメインサイトより)
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周囲でなかなか評判が良く、私自身も結構好きなドラマです。
柴田恭兵さんが演じる、鷺坂一佐(室長)がおちゃらけすぎ、との話もあるようですが、原作を読んでみるとかなり忠実に演じているよう。
このドラマ、そもそも小説の内容が立体的で面白いのでしょうね。
私の周りにも自衛隊に関係する人がいるので興味が湧き、少しずつ自衛隊について調べてみることにしました。
自衛隊については、「自慢できる位無知」な私ので、何をやっているのか調べる事さえも、最初は時間がかかりました。(しかも組織が複雑なのでわかりづらいし・・)
そして少しずつ組織の体系と階級、役職について理解していくうちに、この「空飛ぶ広報室」の物語は、かなり丁寧に取材して作られている、愛のある作品なのだな、と気がつきました。
それは原作のあとがきからも、有川浩さんご本人のブログからも汲み取ることができます。
私はドラマのストーリー展開も好きですが、毎回飛び出す鷺坂一佐、その他の皆さんの名言が大好きです。
「その正しい主張をな、怒鳴っちゃ駄目なのよ」
「人生は出会いだと思うんだよね」
「酒を飲む時は明日の話をするもんだ」
「もう人のせいにも運のせいにもしません」
更に、透き通る気持ちで一生懸命に動いている人の姿って、人を感動させ、人を動かす力をもっていますよね。
パイロットになる夢の挫折を経験した空井さんと、テレビプロデューサーの稲ぴょんの、不器用ながらも真っ直ぐな心が、このドラマで光って感動を与えるのだろうなぁと思いました。
また、今回のドラマで使用されている安室奈美恵さんの歌がイイ!
発売未定とのことですが、早く発売してほしいです。久々の日本語歌詞の内容がこのドラマとマッチしてときめきました。
原作者の有川浩さんは、以前のドラマ、「フリーター、家を買う」の原作者さまでもあったのですね~。
あのドラマも、私にしては珍しく追っかけてみていた番組でした。
脇役まできっちりと固められた配役と演出が、物語の展開をより一層面白くさせていて、楽しく観ていました。
ということで、『空飛ぶ広報室』も今後の展開が楽しみです。
空飛ぶ広報室
ドラマを知って、原作を手に取ってみましたが、意外と結構・・・ページ数が・・
(辞書並みに分厚いっ。笑)
面白そうなので、集中して読めばあっという間に読み終わりそうです。
因みに今日のブログのタイトル。「浅学非才 馬鹿丸出し」は、防衛記者会がつくった、マスコミの性質を言い表した言葉だそうです。
ドラマでは一部公表されていましたが、原作の方で、各自衛隊の性質について表現された言葉がもう少し多く書いてあったので紹介します。
<陸>
用意周到 動脈硬化
<海>
伝統墨守 唯我独尊
<空>
勇猛果敢 支離滅裂
<統幕>
高位高官 権限皆無
<内局>
優柔不断 本末転倒
<防衛記者会>
浅学非才 馬鹿丸出し
自衛隊を皮肉りながら、最後には自分たち(マスコミ)を一番落とした標語を作ってバランスを保っているユーモア感覚なんだとか。
こうやって標語にされると、なんだかそういう風に見えてくるのが面白いですね!
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