映画を観て少しやる気になれた話

2月下旬は体調が悪くて一週間倒れてました・・。
その後1週間経つけどまだ調子悪く、投薬がどうしても多かったので、そのせいかもしれない。
と思って我慢してみたりするのですが、なかなか治りません。。
でも大分良くなっているかも。
具合が悪いと思考がうまく回らないし、凄く時間が長く感じるし、仕事していても落ち着けないので、早く治したいです。もう少し良くなったら運動でも習おうかと思います。
(自発的にやるのを諦めた)
でもこれが今で本当に良かったと思います。出先でこんなことになってしまったら色んな人に迷惑かけまくりになってしまうし、大事な時に健康でいれるように、しっかり管理していきたいです。

それで、今回は殆ど薬が効かなかったのですが、3回に一回位薬が効いた時はなんとなく元気になるので、手持ち無沙汰になります。
その間、安心して眠ったり、少しぼーっとしたりできたので、映画を借りてきて観ました。

里田まいさんのブログを見ると、たまに「オススメの映画(または本)を紹介してください」という記事があって、コメント欄に読者がオススメを書いていく時があるのですが、今回はその中からピンときたものを二つセレクトしました。

うん、当りでした。
「マイ・インターン」と「アバウト・タイム」です。

 



マイ・インターンは、テイストとしてはプラダを着た悪魔の続きのような話です。
仕事もプライベートも大成功を手にし、誰もが羨むような生活を送っている女性が、1人のシニアインターンとの出会いで心を通わせ、少しずつ人間として成長をしていくドラマ。




女性が活躍とか、女性が強い映画が私は好きでよく観ます。(アンジーのとか、バイオハザードも)
SEX AND THE CITYや、プラダを着た悪魔系は、ファッションもハイセンスで、映像自体がオシャレなので、気持ちがアガるし、目の保養にもなります。

70才のシニアインターンのベンを演じるのは、ロバート・デ・ニーロ。
久しぶりに映像で観た彼が、カッコよすぎ、演技に味があって、この映画のスパイスになってる存在で、感動して涙が出ました。
アン・ハサウェイ演じる女社長ではなく、シニアインターンのベンのような人間になりたい、謙虚で誠実で、遊び心があって、人との協調性が取れる、人の役に立てるそんな人になりたいと感じさせられます。私が変なのかな?(笑)

でも、ベンの存在も、女社長の存在があってこそ魅力に感じるので、このコンビが最高なのでしょう。
ベンの、相手を思いやる一言一言が、自分に言われているようで、とても癒やされながら前に進めそうな気持ちになれました。


アタリ2作品目は、「アバウト・タイム」。



主人公の家族が全員いいひとすぎる!!!
21歳の誕生日を迎えた主人公が、突然父親からタイムトラベルの能力のある家系なんだと告白されます。そのことにより頻繁にタイムトラベルを使うようになった主人公ですが、人生を歩みながら流れる時間や、人との関わりについて考えるようになり、愛おしい時間の存在に気づきます。

タイムトラベルができるんだから、「悪いことにも使っちゃったりするの?」とか、「映画なんだから悪いこと起きるの?」と、心が濁っている私はハラハラしながら観ていたのですが、全員いい人すぎた。欲のない人にこういう特殊能力が与えられるのかも。うん。(笑)
タイムトラベルすることにより、主人公がどんどん気づきを得ていく過程に、本気で体の真ん中が温かく、熱くなりました。
主人公と一緒にタイムトラベルをして、自分自身にも気づきを得ることができる映画だと思います。





そして、また、映画内のサントラが良すぎる!!!!渋い!
これ、結婚式に使ったらめっちゃ格好いいでしょう!という感じ。



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そばにいて離れないと言って
心から愛してる信じておくれ
君の腕は天国 唇が幸せをくれる
君の愛こそ世界のすべて
優しいキスが心を震わせる
君なしでは生きていけない
イル・モンド(限りなき世界)
僕の心を君に差し出すよ
引き裂かないと約束しておくれ
この腕の中にずっといると言って

Il Mondo - Jimmy Fontana
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また、カメラワークも美しすぎる!!!
一つ一つのシーン、何気ないところも全て、絵画のようでした。
結婚式の一連のシーンが全部好き。
新郎が踊りだしちゃうとこも、雨でみんなが慌ただしくなっちゃうところも。
愛らしすぎて涙がでちゃう。
思わず何度も一時停止ボタンを押してしまいました。
よくあることといえば、そうなのかもしれませんが、映画を撮るカメラマンってどんだけセンスいいんだよ。それは動体視力なのかよ、羨ましいわよ。

そういえば、遠い昔に一度結婚というものについて真剣に考えた時期、
周りに言われたこと、自分でもそうだなと感じたことは、
「祝福される結婚をしなさい」
ということでした。
この映画の場合は、家族が素晴らしくいい人すぎるんですが、
こんな結婚式は理想かもしれません。

二つとも、折ある度に観たい映画です。
毎日生きている時間を重ねると、嫌な気持ちになったり、落ち込んだりすることもありますが、今この瞬間の時間をもっと前向きに、大事にしたいと思えました。

嫌なことから逃げても結局は、同じことで躓くのです。
自分が乗り越えられない案件なんですから。
若いうちは気付かないかもしれませんが、少し長く人生を歩むと、大体失敗のパターンが見えてきます。それが見えてきて逆に落ち込むこともあります。(笑)
がっくりした気持ちになった時に、どれだけ乗り越えようとする努力ができるか、それができることが人間としての魅力が増すのではないでしょうか。
たとえ挫折したとしても、前より、今が一ミリでも前に進めれば進歩なのですから。
そしてついに乗り越える力をつけた時、自分の人生が少しずつなお良い方向へ進んでいくのかもしれません。
乗り越えるパワーを貰って新たに一ミリ進みます。

里田まいさんが観るなら、家族愛について、温かい気持ちになれる「アバウト・タイム」がいいかもしれないですね。









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